10.第11回国際冬期道路会議札幌大会 論文概要集

資料番号:10

国名: 世界全般(各国論文)

文献名:第11回国際冬期道路会議札幌大会 論文概要集

著者・発行者: 2002PIARC 第11回国際冬期道路会議日本事務局

発行年度:2002年1月

内容・概要等:

2002年1月28~31日、札幌市においてPIARC主催の第11回国際冬期道路会議札幌大会が開催された。国際冬期道路会議が、欧州を離れてのはじめての開催である。

PIARC(ピアック)は、Permanent International Association of Road Conngressの略称で、日本語では「常設国際道路会議」と訳されている。

道路協会の国際版として、世界各国の道路行政関係者の情報交換を促進する目的で、1909年に設立され、道路技術等の様々な問題を取り扱う、世界でも最も長い歴史を持つ国際機関である。

国際冬期道路会議(International Winter Road Conngress)は、PIARCの活動の一環として、積雪期の道路維持管理及び交通安全をテーマとした会議で、4年に1度PIARC世界大会の中間年に開催されている。

本資料は、第11回札幌大会で発表された論文について、要約版として翻訳されたものである。

研究発表には、冬期道路管理政策と戦略、雪氷マネジメントとコスト、都市部における冬期道路問題と交通安全、環境とエネルギー、情報通信技術、雪氷対策技術の開発の6つの分科会(TOPIC I~VI)で、雪氷対策に携わる技術者の共通課題が含まれている。

目次一覧:(掲載ページ順に記載)

TOPICⅠ 冬期道路管理政策及び戦略

Ⅰ-071 ルーマニアにおける冬期道路管理のための組織体制(ルーマニア)
Ⅰ-119 道路気象に対する米国連邦の取組(USA)
Ⅰ-018 冬期道路管理の外注化-フィンランドの経験(フィンランド)
Ⅰ-022 冬期道路管理のための天候表示と補償(支払い)モデル(スウェーデン)
Ⅰ-038 冬期サービスレベルに対するコフィールート社の取組(フランス)
Ⅰ-030 フィンランドにおける新たな冬季冬期道路管理指針(フィンランド)
Ⅰ-097 オンタリオ州における維持サービス業務の民間部門への移行(カナダ)
Ⅰ-008 メテオルート:ワロン地区における新たな概念における方法論(ベルギー)
Ⅰ-192 スロベニアの冬季道路管理における官民協力(スロベニア)
Ⅰ-102 フランスにおける冬季道路管理体制(フランス)
Ⅰ-018 最良の冬季道路管理に向けた欧州北辺地域における技術交流(フィンランド)
Ⅰ-220 冬季道路管理体制の発展(ラトビア)
Ⅰ-215 NORIKS-ノルウェイにおける雪寒指標(ノルウェー)
Ⅰ-065 日本における雪国以外の地域における理解、評価を考慮した雪寒道路事業の評価に関する研究(日本)
Ⅰ-002 チェコにおける冬期道路管理技術と政策(チェコ)
Ⅰ-017 フィンランドにおける冬期維持管理の品質システム(フィンランド)
Ⅰ-045 スロヴェニア共和国における冬期道路維持管理政策(スロヴェニア)
Ⅰ-137 エストニア新道路法による冬期道路管理の法的な施策(エストニア)

TOPICⅡ 雪氷マネジメントとコスト

Ⅱ-147 高速道路センターのための冬季道路中央制御サービス(ドイツ)
Ⅱ-015 新潟県における凍結防止剤散布の合理化に関する調査(日本)
Ⅱ-069 フィンランド ウーシマー行政区の地下水利用地域における塩散布の最小化(フィンランド)
Ⅱ-138 冬期道路管理作業トレーニング(ノルウェー)
Ⅱ-177 冬期道路管理の要員交替計画と労務管理(カナダ)
Ⅱ-158 北海道開発局の冬期道路管理水準について(日本)
Ⅱ-003 冬期道路管理のための高度管理システム-S.I.S.M.Aプロジェクト(イタリア)
Ⅱ-163 日本の高速道路における冬期道路管理システム(日本)
Ⅱ-039 冬期道路路管理のための意思決定支援ツールの選定と開発に関する独自の取組みについて(ケベック-カナダ)
Ⅱ-059 豪雪地域における高度冬期道路管理(日本)
Ⅱ-027 最適な冬期道路管理作業のための情報管理について(USA)
Ⅱ-099 重交通高速道路における冬期道路管理水準(戦略、問題及び実施限界)(ドイツ)
Ⅱ-098 雪の路面被覆とその冬期道路管理の品質確保との関係(カナダ)
Ⅱ-026 ヒマラヤにおける雪氷対策(インド)
Ⅱ-125 実行目標を用いたミネアポリス-セントポール都市間における冬期道路管理の最適化(USA)
Ⅱ-139 エストニアの冬期道路管理における技術改善効果(エストニア)
Ⅱ-164 北陸地域の高速道路における応援除雪及び低速先導除雪について(日本)
Ⅱ-126 アウトバーンの冬期維持管理における作業車両の利用最適化(日本)
Ⅱ-035 道路における雪崩対策の評価(ノルウェー)
Ⅱ-114 低温風洞実験による異なるタイプの防雪柵の比較(日本)
Ⅱ-156 北海道におけるスタッドレスタイヤ廃止以後10年の評価と今後の課題(日本)
Ⅱ-199 在庫調整政策に基づく塩のストック管理(ベルギー)
Ⅱ-194 除雪費用変動のリスク回避に関する研究(日本)
Ⅱ-060 機械除雪と凍結防止剤散布の効率性と降雪・凍結の予測システム(日本)
Ⅱ-186 道路気象情報システムとメソスケール分析システムを活用した新たな冬期道路管理指標(スウェーデン)
Ⅱ-118 東北地方における道路除雪の便益計算(日本)
Ⅱ-113 日本の都市における雪対策の地価に基づく費用便益分析手法(日本)
Ⅱ-154 冬期山岳道における道路情報サービスの便益評価(日本)
Ⅱ-160 北海道の峠部における冬期走行速度分析(日本)
Ⅱ-172 道路管理のためのコンピュータ化された管理システム(ProData)(スウェーデン)
Ⅱ-202 コンジョイント分析による様々な除雪サービスの経済評価 (日本)

TOPICⅢ 都市部における冬期道路問題と交通安全

Ⅲ-087 都市部における雪対策の今後の展望(日本)
Ⅲ-213 冬季の都市における状況に応じた道路管理(ドイツ)
Ⅲ-209 冬期道路空間確保のための札幌市による戦略(日本)
Ⅲ-191 首都高速道路における雪害対策管理とその事例(日本)
Ⅲ-048 フィンランドの冬期道路管理と交通の安全性(フィンランド)
Ⅲ-178 札幌市の冬期路面における車両挙動に関する研究(日本)
Ⅲ-110 塩化ナトリウム・2水和物とスリップ事故の可能性(スウェーデン)
Ⅲ-032 都市部と地方部でのスパイクタイヤの安全性(アイスランド)
Ⅲ-023 自転車道の冬期管理基準スウェーデン-冬期自転車利用増加のための適切な道路条件-(スウェーデン)
Ⅲ-143 冬期横断歩道の歩行者挙動について(日本)
Ⅲ-050 フィンランドにおける自転車・歩行車道の維持管理基準及び転倒事故に関する調査(フィンランド)
Ⅲ-086 北海道地方中核都市での冬季における交通機関の選択について(日本)
Ⅲ-046 冷たい街-都市の冬(フィンランド)
Ⅲ-049 冬期道路の事故、速度、塩散布量(スウェーデン)
Ⅲ-141 Harbinにおける冬季交通特性と夏季との比較(中国)
Ⅲ-155 交通事故の実映像を用いた交差点における交通事故分析に関する研究(日本)
Ⅲ-157 北海道における冬期道路特性に関する研究-札幌都市圏におけるケーススタディ-(日本)
Ⅲ-193 スリップ事故の発生し易い状態にある対面2車線道路における追い越しに関する研究(日本)
Ⅲ-224 北海道における道の駅の冬季利用の特徴(日本)

TOPICⅣ 環境とエネルギー

Ⅳ-024 インパクト分析のための凍結防止剤と沿道の環境戦略(スウェーデン)
Ⅳ-047 凍結防止剤が沿道環境に与える影響の基礎的調査(日本)
Ⅳ-101 薄帯水層における代替凍結防止剤の移動(フィンランド)
Ⅳ-082 長期地中蓄熱型道路融雪システムの開発(日本)
Ⅳ-094 地下水を熱源とする融雪技術の開発(日本)
Ⅳ-004 ワルーン地方での凍結防止剤による地下水への影響(ベルギー)
Ⅳ-076 地下水および表層水中の塩化物の定常濃度の予測手法(スウェーデン)
Ⅳ-165 凍結防止剤の環境影響に対する配慮(日本)
Ⅳ-212 凍結防止剤の飛散パターン/流出量に関する研究(日本)
Ⅳ-106 地熱を直接利用した融雪装置(日本)
Ⅳ-117 自然のエネルギーを用いたロードヒーティング(日本)
Ⅳ-173 重交通高速道路における冬季の交通確保のための太陽エネルギー利用(スイス)
Ⅳ-185 ローカルエネルギーを用いた融雪施設の実証試験(日本)
Ⅳ-210 札幌市における排熱を利用した融雪技術(日本)
Ⅳ-020 街路の塵埃防止のための撒砂材料の開発(フィンランド)
Ⅳ-025 道路環境下における排気管由来ではない粒子状物質(文献調査)(スウェーデン)
Ⅳ-055 “道の駅”八チ北における地中熱を利用した融雪システム(日本)
Ⅳ-075 下水道排熱を利用したロードヒーティングシステムの開発(日本)
Ⅳ-182 塩化ナトリウム使用料を低減する塩散布方法の最適化(デンマーク)
Ⅳ-104 無線パケット通信を用いた融雪装置の遠隔操作システムの開発(日本)
Ⅳ-108 フィンランド最大の地下水保護プロジェクト-ハイウェイ25号の380万ドルかかった事業の紹介(フィンランド)
Ⅳ-116 自然エネルギー利用の融雪/凍結防止システム(日本)
Ⅳ-176 薬液の凝固点を低下させる有機副産物の効果的利用(カナダ)
Ⅳ-195 中国興安嶺の永久凍土地帯における道路設計(中国)
Ⅳ-208 自然エネルギーを用いた道路ヒーティングシステム(日本)

TOPICⅤ 情報通信技術

Ⅴ-152 札幌圏ITS実験プロジェクト-スマート札幌ゆき情報実験-(日本)
Ⅴ-074 フィンランドにおける道路環境情報システム(フィンランド)
Ⅴ-044 カナダの道路気象システムおよびサービス分野で普及しつつある技術(カナダ)
Ⅴ-167 積雪寒冷地における高速道路でのITS技術を活用した利便性の向上(日本)
Ⅴ-140 国境を越えた、気象に依存する道路状況(エストニア)
Ⅴ-142 携帯電話・PC向き道路交通情報有料サービス(日本)
Ⅴ-010 人工網膜車両センサーを使った複数レーンを走る車両の検知(日本)
Ⅴ-053 降雪条件下でのビデオ自動車検出器の交通パラメータ評価 (日本)
Ⅴ-091 路面監視システムの開発(日本)
Ⅴ-187 磁気センサーを使用した冬期路面管理技術(日本)
Ⅴ-093 画像処理による冬期路面状態の判別方法の研究(日本)
Ⅴ-072 豪雪状況下におけるDSRCの受信電力特性、および、C/I特性(日本)
Ⅴ-181 レーダー、地上観測による降雪および過冷却雨の危険短時間予測(スイス)
Ⅴ-188 気象学的なデータを用いた舗装表面温度の短時間予測モデル(フランス)
Ⅴ-009 サーマル・マッピング・プログラム -塩散布の意思決定支援(ベルギー)
Ⅴ-166 サーマルマッピング調査における雪氷情報の収集(日本)
Ⅴ-058 道路気象予報の品質と価値(イギリス)
Ⅴ-112 CCTVカメラを活用した冬期道路管理システム(日本)
Ⅴ-029 KEIJYU-情報技術をベースとした中央情報収集システム(フィンランド)
Ⅴ-146 ノルウェーにおける高地山岳道路再開のためのリアルタイムGPS(ノルウェー)
Ⅴ-051 画像処理技術を用いた降雪計測器開発(日本)
Ⅴ-136 ITSによる交通安全向上策の効果計測(日本)
Ⅴ-043 多雪地域におけるLED信号機(日本)
Ⅴ-162 高速道路上の安全運転のための広報活動(日本)
Ⅴ-153 冬期道路安全運転支援システムの研究(日本)
Ⅴ-179 イランの山岳道路における気象状況が交通事故に与える影響(イラン)
Ⅴ-073 道路管理情報の共有・提供モデルに関する研究(日本)
Ⅴ-092 吹雪環境下におけるLEDおよびデリニェータの視認性に関する研究(日本)
Ⅴ-096 山岳地域における様々な道路表面の凍結状態(日本)
Ⅴ-123 豪雪地域における車線誘導標識の効果(中国)
Ⅴ-175 オタワにおける高度冬季道路管理技術の事故低減効果(カナダ)
Ⅴ-207 カナダ、ケベック州交通局における冬期道路管理への新たな気象情報提供(カナダ-ケベック)

TOPICⅥ 雪氷対策技術の開発

Ⅵ-013 ヨーロッパの道路や橋梁における雪氷対策手法の改良(イギリス)
Ⅵ-067 凍結防止剤を用いた雪氷路面対策(日本)
Ⅵ-040 冬期の維持管理作業改善のためにアメリカが国際視察で得た技術の活用(USA)
Ⅵ-028 冬期の路面監視システムの活用とその有効利用(日本)
Ⅵ-085 自動凍結防止剤散布機の開発(日本)
Ⅵ-016 機能回復可能な凍結防止舗装(日本)
Ⅵ-041 吹きだまり地域における道路設計基準(ノルウェー)
Ⅵ-201 階段工と樹木による道路の雪崩対策(日本)
Ⅵ-103 吹きだまりの数値予測モデルとGISを活用した応用(フランス)
Ⅵ-205 道路標識および周辺設備への着氷雪防除に関する研究(日本)
Ⅵ-180 道路付属施設に対する着雪お呼び冠雪の抑制に冠する基礎研究(日本)
Ⅵ-057 室内試験による高速道路法面融雪災害の原因分析について (日本)
Ⅵ-159 北海道における除雪機械の開発(日本)
Ⅵ-219 フランスにおける冬期サービス改善のためのロータリーディスク式散布機の研究(フランス)
Ⅵ-111 砂と温水の混合物による新撒布手法の開発と撒布作業への適用と結果(ノルウェー)
Ⅵ-100 雪氷対策における路面摩擦計測手法(USA)
Ⅵ-054 (日本)における凍結抑制舗装の現状と評価手法(日本)
Ⅵ-169 冬期間の維持を考慮した排水性舗装(日本)
Ⅵ-006 (ベルギー)における開粒度アスファルトへ早くそして効果的に作用する凍結防止剤(ベルギー)
Ⅵ-105 排水性舗装における冬期路面管理を考慮した舗装構造について(日本)
Ⅵ-221 排水性舗装の冬期維持管理(イタリア)
Ⅵ-034 新規塩化物系凍結防止剤の開発について(日本)
Ⅵ-131 ニュージーランドにおける凍結防止剤としてのカルシウムマグネシウム酢酸の安全な適用及び利用法の開発(ニュージーランド)
Ⅵ-174 実践的冬期道路管理における砂まき手段の必要条件(ドイツ)
Ⅵ-144 異なる凍結防止塩の効果について(ドイツ)
Ⅵ-083 歩道上の融雪のための温水パネルの開発について(日本)
Ⅵ-011 凍結した路面での粒状物質の安定性(ロシア)
Ⅵ-033 深い切土における気流のスモッグシュミレーション(ルーマニア)
Ⅵ-042 大型車後方で発生する「雪煙」の減少対策(ノルウェー)
Ⅵ-056 ロータリ除雪装置の性能改善(日本)
Ⅵ-062 衝撃吸収性舗装の繊維質表面材料の適用に関する研究(日本)
Ⅵ-066 凍結抑制舗装の効果持続性の改善策について(日本)
Ⅵ-084 防氷ノズルへの粒子侵入の防止(USA)
Ⅵ-089 舗装道路の凍結に対し使用する弾性物質の効果範囲における分析的研究(日本)
Ⅵ-090 ゴム粒子を使用した凍結抑制舗装の開発(日本)
Ⅵ-109 排水性舗装での水散布型融雪装置に関する調査(日本)
Ⅵ-120 雪災害の予防と対策に関する研究(中国)
Ⅵ-121 Tiechang-Emin間道路の雪害対策(中国)
Ⅵ-122 中国におけるコンピュータによる雪斜面の破壊限界点の算定(中国)
Ⅵ-168 雪氷対策機械の開発(日本)
Ⅵ-170 地ふぶき風洞実験と画像解析による視程障害対策の有効性評価(日本)
Ⅵ-171 道路構造物の雪氷付着防止に関する研究(日本)
Ⅵ-196 モンゴル内陸部の道路における雪氷対策の効果(中国)
Ⅵ-222 SAMOSなだれモデルの冬の冬期道路管理への適用 (オーストリア)